旅行・帰省で家を空ける前の防犯チェック|長期不在の留守宅を空き巣から守る

住宅防犯

※本記事は、旅行・帰省・出張などで自宅を留守にするときの一般的な防犯情報です。防犯対策は被害を完全に防ぐものではありません。不審者がいる、窓やドアが壊れている、人が侵入している可能性があるなど、緊急性がある場合は安全な場所へ移動して110番へ通報してください。掲載内容は2026年8月2日時点で確認した公式情報をもとにしています。

旅行や帰省の準備というと、荷物や交通手段に意識が向きがちです。しかし、数日間家を空けるなら、自宅側の準備も忘れたくありません。

留守宅の防犯で大切なのは、玄関だけを施錠して終わりにしないことです。窓や勝手口まで閉める、郵便物や荷物をためない、旅行予定を広く知らせない、防犯設備が動くか確かめる。この4つを順番に確認すれば、慌ただしい出発前でも見落としを減らせます。

お盆・年末年始・ゴールデンウイークはもちろん、出張や入院などで自宅を空けるときにも使えるよう、出発1週間前から帰宅時までの流れに沿ってまとめました。

先に結論|留守宅防犯の4つの優先事項

  1. 侵入口を閉じる:玄関・勝手口・すべての窓を施錠し、合鍵を屋外に置かない
  2. 留守のサインを減らす:郵便物・新聞・宅配物がたまらないよう手配する
  3. 予定を広めない:SNSや留守番電話で不在期間を知らせない
  4. 異変に備える:防犯設備を点検し、通知が来たときの連絡先と対応を決める
  1. 旅行・帰省前の防犯は「留守を残さない」準備から
  2. いつ何をする?出発前から帰宅後までの防犯スケジュール
  3. 出発の1週間前までに済ませたいこと
    1. 郵便物は日本郵便の「不在届」を確認する
    2. 新聞・定期配送・宅配便の予定を整理する
    3. 信頼できる人に頼む内容を具体的に決める
    4. 防犯カメラ・ライト・警報器を実際に作動させる
  4. 前日までに家の内外を一周する
    1. 昼と夜で「見落としやすい入口」を確認する
    2. 窓は主錠だけでなく補助対策の状態も見る
    3. 現金・貴重品・個人情報を見える場所へ残さない
    4. 賃貸・集合住宅は管理規約と連絡先を確認する
  5. 出発直前は「最後に一人が確認する」
    1. 戸締まりは場所を声に出して確認する
    2. 合鍵と鍵の写真を残さない
    3. 留守番電話で不在期間を知らせない
    4. 出発写真は「防犯確認用」と「SNS用」を分ける
  6. 留守中に気をつけたい3つのこと
    1. 旅行中のSNS投稿は帰宅後にする
    2. カメラやセンサーの通知だけで相手を決めつけない
    3. 予定外の荷物は受取日時を変更する
  7. 戸建て・集合住宅で重点的に見る場所は違う
  8. 照明・カーテン・雨戸は「一律の正解」にしない
  9. 留守宅の防犯用品は役割で選ぶ
    1. 窓用補助錠|開ける手間を増やす
    2. 防犯フィルム|ガラス破りに時間をかけさせる
    3. センサーライト|暗がりを減らす
    4. 屋外防犯カメラ|異変を確認・記録する
  10. 長期不在時に避けたい防犯の思い込み
  11. 帰宅時は家へ入る前に外から確認する
    1. ドアや窓に異常があれば家へ入らない
    2. 被害の可能性がある場所を片づけない
    3. 問題がなければ通常の状態へ戻す
  12. 旅行・帰省前の留守宅防犯チェックリスト30項目
    1. 1週間前まで
    2. 前日まで
    3. 出発直前
    4. 留守中・帰宅時
  13. よくある質問
    1. 何日以上なら「長期不在」の対策が必要ですか?
    2. 郵便物だけを止め、同居家族分は配達してもらえますか?
    3. カーテンや雨戸は閉めた方がよいですか?
    4. オートロックのマンションなら玄関だけで十分ですか?
    5. 防犯カメラの通知が来たら、すぐ帰宅すべきですか?
  14. 参考情報・相談先
  15. まとめ|最初にするのは配達予定と戸締まりの確認

旅行・帰省前の防犯は「留守を残さない」準備から

長期不在だからといって、必ず空き巣に狙われるわけではありません。一方で、郵便物が何日もたまる、夜間も家の様子が変わらない、旅行予定を公開しているといった状態は、留守を推測される材料になり得ます。

警察庁の「住まいる防犯110番」によると、2025年の侵入窃盗は47,233件で、前年より9.8%増えました。このうち住宅を対象とした侵入窃盗は17,152件で、前年より7.2%増えています。単純計算では、全国で1日あたり約47件です。

数字の読み方

住宅対象侵入窃盗には、留守中の「空き巣」だけでなく、就寝中の「忍込み」や在宅中の「居空き」も含まれます。また、全国統計には「旅行中だった住宅」の件数区分が見当たりません。そのため、「旅行中は被害が何倍になる」とは断定せず、長期不在時の公的な防犯案内に沿って準備することが大切です。

家全体の弱点を先に確認したい場合は、空き巣が嫌がる家の共通点と住宅防犯チェックもあわせて確認すると、対策する場所を決めやすくなります。

いつ何をする?出発前から帰宅後までの防犯スケジュール

出発直前にすべてを確認しようとすると、窓の施錠や配達停止の手続きが抜けやすくなります。手続きが必要なことと、当日に確認することを分けておきましょう。

時期 主な確認 優先する理由
1週間前まで 郵便・新聞・宅配の手配、防犯設備の動作確認、信頼できる人への相談 窓口手続きや機器の修理に時間を残すため
前日まで 家の外周、窓・勝手口、貴重品、照明、管理規約の確認 明るい時間と暗い時間の両方で弱点を見るため
出発直前 家族で戸締まり、火元・不要な電源、合鍵、留守番電話を最終確認 最後に開けた人・使った人の閉め忘れを防ぐため
留守中 SNS投稿を控える、機器の通知を確認する、荷物の配達予定を管理する 不在期間を外へ知らせず、異変に早く気づくため
帰宅時 外から異常がないか見る、安全確認後に入る、配達や機器を通常へ戻す 侵入者との鉢合わせや証拠の損失を避けるため

出発の1週間前までに済ませたいこと

郵便物は日本郵便の「不在届」を確認する

数日から数週間家を空けると、郵便受けに郵便物がたまりやすくなります。日本郵便では、旅行や帰省などで長期間不在にするとき、あらかじめ「不在届」を提出すると、届出期間中に到着した郵便物等を保管し、期間終了後に配達する仕組みを案内しています。

日本郵便の不在届で確認したいこと

  • 保管期間は最長30日間
  • 自宅宛ての郵便物等は、同居家族分を含めてすべて保管される
  • 家族の一部や郵便物の種類だけを指定することはできない
  • 自宅への配達を担当する郵便局、または最寄りの郵便局へ提出する
  • マイナンバーカードや運転免許証など、本人確認資料が必要
  • 不在届の受付後、自宅に「不在届受付確認票」が届けられる

不在届は、引っ越し時の「転居届」とは別の手続きです。提出直後に出発するのではなく、受付確認票を受け取れる余裕を持って準備しましょう。最新の条件と用紙は、日本郵便「長期間不在とする場合の郵便物等の配達」で確認できます。

新聞・定期配送・宅配便の予定を整理する

新聞を購読している場合は、販売店へ連絡して一時停止できるか確認します。牛乳や食品などの定期配送、ネット通販の予約品も見落としやすいところです。

  • 新聞販売店へ配達停止日と再開日を伝える
  • 定期便の発送日を変更、休止、または帰宅後へずらす
  • 宅配事業者や通販サイトの通知サービスを確認する
  • 帰宅後に受け取れる日時や受取場所へ変更できるか調べる
  • 玄関前や宅配ボックスに荷物が入り続けないようにする

利用できる変更方法や保管期間は、宅配事業者、販売店、荷物の種類によって異なります。必ず各社の公式案内で確認してください。

信頼できる人に頼む内容を具体的に決める

政府広報オンラインでは、旅行などで長期不在にするとき、隣近所へ声を掛け合い、郵便物や新聞などの配達を止める対応を案内しています。

近隣や親族へ頼める場合も、不在予定を多くの人へ知らせる必要はありません。信頼できる人を一人か二人に絞り、何をお願いするかを具体的に伝えましょう。

  • 郵便受けや玄関前に物が残っていないか見る
  • 窓やドアの破損、不審な車や人に気づいたら連絡する
  • 緊急時の家族連絡先を共有する
  • 異常があっても、相手へ声を掛けたり家へ入ったりしない

鍵を預ける必要がある場合は、相手と保管方法を確認します。植木鉢の下、郵便受け、メーターボックスなど、屋外の見つけやすい場所へ合鍵を置くのは避けてください。

防犯カメラ・ライト・警報器を実際に作動させる

設置しているだけで安心せず、旅行前に一度テストします。電池切れ、録画容量不足、時刻のずれ、通知設定の解除は、見た目だけでは分からないことがあります。

  • センサーライトが必要な範囲で点灯するか
  • 防犯カメラのレンズが汚れていないか
  • 録画先に空き容量があるか
  • スマートフォンへ通知が届くか
  • 外出先の通信回線から映像を確認できるか
  • 機器の時刻が合っているか
  • 電池、充電、Wi-Fi、ルーターの状態に問題がないか

クラウド録画や遠隔確認には、契約、通信、電源が必要な機種があります。出発前にメーカーの取扱説明書と最新のサービス条件を確認しましょう。

前日までに家の内外を一周する

昼と夜で「見落としやすい入口」を確認する

明るい時間には施錠箇所や足場、暗くなってからは照明と死角を見ます。玄関から時計回りに一周するなど、毎回同じ順番で確認すると抜けにくくなります。

  • 玄関、勝手口、裏口、車庫、物置の扉
  • 1階の掃き出し窓、腰高窓、浴室・トイレの小窓
  • ベランダや外階段から近づける窓
  • 脚立、ごみ箱、物置、室外機など足場になり得る物
  • 伸びた植木、高い塀、暗い通路がつくる死角
  • 郵便受け、門扉、インターホン、屋外照明の不具合

前回の記事で使った「音・光・時間・人の目」の4視点で歩くと、家の弱点を整理しやすくなります。

窓は主錠だけでなく補助対策の状態も見る

窓のクレセント錠、補助錠、防犯フィルム、面格子に緩みや劣化がないか確認します。換気のために窓を少し開けたまま出発するのは避け、すべて閉めて施錠しましょう。

補助錠はサッシの形状、取り付け可能寸法、避難時の操作性を確認する必要があります。賃貸住宅では原状回復や管理規約にも注意してください。詳しくは、穴あけ不要の窓用補助錠の選び方で確認できます。

現金・貴重品・個人情報を見える場所へ残さない

必要以上の現金を自宅に置かず、通帳、カード、印鑑、パスポート、貴金属、重要書類などが外から見える状態を避けます。旅行の予定、家族構成、資産状況も、必要のない相手には話さないようにします。

防災用の少額現金までゼロにする必要はありません。防災上必要な分と、防犯上のリスクを分けて考えることが大切です。詳しくは、自宅の現金と資産情報を守る防犯ルールも参考にしてください。

賃貸・集合住宅は管理規約と連絡先を確認する

補助錠、カメラ、センサーライトなどは、設置場所や方法によって管理会社や大家の確認が必要になる場合があります。共用廊下やベランダは避難経路でもあるため、機器や荷物で通行を妨げないようにしてください。

長期不在の届出が必要かどうかは、賃貸借契約や管理規約によって異なります。期間の定めや連絡方法が書かれていないか、出発前に確認しておくと安心です。

防犯とは別に確認したい住まいの安全

火元、不要な電気製品、水まわり、冷蔵庫内の食品、ペットや植物の世話も確認します。ただし、防犯カメラ、ルーター、冷蔵庫など、留守中も電源が必要な機器まで一括で切らないようにしましょう。電源や元栓の扱いは、機器の取扱説明書や住宅設備の案内に従ってください。

出発直前は「最後に一人が確認する」

家族全員で出発すると、「誰かが閉めたと思っていた」という状態が起こりやすくなります。最後に家を出る人、または確認担当を一人決め、同じ順番で見回ります。

戸締まりは場所を声に出して確認する

「全部閉めた」ではなく、「浴室窓よし」「勝手口よし」のように場所ごとに確認します。家族の誰かが最後に開けた窓や、荷物の出し入れに使った勝手口は特に見落としやすい場所です。

  • 玄関の主錠と補助錠
  • 勝手口、裏口、車庫、物置
  • 1階・2階のすべての窓
  • ベランダ、浴室、トイレ、階段の小窓
  • 雨戸、シャッター、面格子の状態
  • 門扉と郵便受け

毎日の施錠を家族で習慣にしたい場合は、無締まりを防ぐ家族の戸締まりルールも確認してみてください。

合鍵と鍵の写真を残さない

合鍵は屋外へ置かず、家族以外へむやみに見せたり貸したりしないようにします。鍵の形状が分かる写真や動画をSNSへ載せることも避けましょう。

留守番電話で不在期間を知らせない

固定電話の応答メッセージに「○日まで旅行中です」と入れると、電話をかけた相手へ不在期間を伝えることになります。「ただいま電話に出られません」など、期間や行き先が分からない内容にします。

転送や遠隔確認などのサービスを使う場合は、契約内容と設定方法を通信事業者の公式案内で確認してください。

出発写真は「防犯確認用」と「SNS用」を分ける

戸締まりを確認するために、施錠後の窓や機器の状態を自分用に撮影しておく方法はあります。ただし、その写真をSNSや大人数のグループへ送ると、家の間取りや防犯設備、不在が分かる場合があります。確認用の写真は公開せず、端末の管理にも注意しましょう。

留守中に気をつけたい3つのこと

旅行中のSNS投稿は帰宅後にする

家族の一人だけが気をつけても、別の家族が「今日から5日間旅行」と投稿すれば、不在期間が伝わることがあります。出発前に、家族全員で次のルールを共有しましょう。

  • 旅行・帰省の写真は、帰宅してから投稿する
  • 位置情報やチェックインを公開しない
  • 自宅、表札、車のナンバー、鍵、防犯設備を写さない
  • 「家族全員で出発した」と分かる表現を避ける
  • 公開範囲が限定されていても、不在期間は必要以上に伝えない

写真に含まれる情報まで確認したい方は、旅行中のSNS投稿と留守宅防犯のルールを参考にしてください。

カメラやセンサーの通知だけで相手を決めつけない

通知の原因は、人だけでなく、動物、風で動く植木、車のライト、通信の不具合などの場合もあります。映像や時刻を確認し、侵入の可能性があるときは自分で相手へ連絡したり、急いで一人で帰宅したりしないでください。

事件や事故の緊急通報は110番、緊急ではない生活安全上の相談は最寄りの警察署または警察相談専用電話「#9110」が案内されています。集合住宅の共用部や設備の異常は、管理会社にも連絡します。

予定外の荷物は受取日時を変更する

発送通知が届いたら、帰宅後の日時や利用可能な受取場所へ変更できるか確認します。置き配や宅配ボックスは便利ですが、容量を超えたり、玄関前に荷物が残ったりすると、不在のサインになり得ます。

戸建て・集合住宅で重点的に見る場所は違う

どの住宅でも施錠が基本ですが、近づきやすい場所や管理できる範囲が異なります。自宅の種類に合わせて重点を変えましょう。

住まい 重点的に見る場所 注意点
戸建て 1階窓、勝手口、家の側面と裏側、庭、車庫、物置、2階へ近づく足場 道路側だけでなく、隣家との間や裏側を昼夜で確認する
低層の集合住宅 玄関、ベランダ、共用廊下側の窓、集合ポスト、外階段に近い開口部 オートロックがあっても、自室の玄関と窓は施錠する
中高層の集合住宅 玄関、ベランダ側の窓、共用部から近い開口部、集合ポスト 高層階という理由だけで窓を開けたままにせず、共用部の異常は管理会社へ連絡する
賃貸住宅 原状回復が必要な窓・ドア、共用部、避難経路 穴あけや屋外機器の設置前に、契約と管理規約を確認する

照明・カーテン・雨戸は「一律の正解」にしない

留守中の照明やカーテンについては、「ずっと点灯する」「少し開ける」「全部閉める」など、さまざまな説があります。しかし、住宅の位置、普段の生活、窓の構造、雨戸の防犯性能によって適切な状態は変わります。

判断の基本

  • 在宅らしく見せるために、窓を無施錠にしない
  • 室内の貴重品や生活情報が外から見えないようにする
  • 雨戸やシャッターは、製品の施錠方法に従って確実に閉める
  • 照明タイマーは補助策と考え、機器の対応電力と使用条件を守る
  • ヒーター、調理器具など、留守中の自動運転に適さない機器をタイマーへつながない

照明を24時間つけたままにする方法は、電力消費や機器の負担があり、普段と違う状態が続くことにもなります。タイマーやスマート照明を使うなら、照明器具と制御機器の取扱説明書を確認し、出発前に動作テストをしてください。

留守宅の防犯用品は役割で選ぶ

旅行直前に多くの用品を買うより、家の弱点に合うものを選び、出発前に取り付けと操作を試すことが大切です。

窓用補助錠|開ける手間を増やす

設置できるサッシの形状、取り付け寸法、日常の操作性、避難時に外せるかを確認します。賃貸では傷や原状回復条件にも注意してください。

防犯フィルム|ガラス破りに時間をかけさせる

ガラスの種類によって貼付できない場合があります。部分貼りか全面貼りか、厚み、施工方法、CPマーク対象品かどうかを確認しましょう。防犯フィルムは「割れない」ことを保証するものではありません。選び方は、窓用防犯フィルムと補助錠の組み合わせで解説しています。

センサーライト|暗がりを減らす

照らしたい範囲、検知角度、防水性能、電源方式、近隣住宅や道路への光の影響を確認します。ソーラー式は、設置場所の日照条件によって充電状態が変わります。詳しくは、ソーラーセンサーライトの選び方を参考にしてください。

屋外防犯カメラ|異変を確認・記録する

撮影範囲、通知、夜間画質、保存方法、電源、通信、プライバシーへの配慮を確認します。初期パスワードを見直し、メーカーが案内する更新を適用することも大切です。屋外防犯カメラの選び方では、工事や月額費用を含めた確認点をまとめています。

取り付けた当日に出発しない

通知が多すぎる、必要な場所が映らない、夜間は反射で見えない、家族が補助錠を外せないといった問題は、実際に使って初めて分かることがあります。可能であれば数日前に設置し、昼夜の動作を確認してください。

長期不在時に避けたい防犯の思い込み

  • 玄関だけ施錠すれば十分:勝手口、小窓、ベランダ側、2階も確認します。
  • 合鍵を屋外へ隠せば便利:見つけられる可能性があるため、屋外保管は避けます。
  • オートロックや高層階なら窓は大丈夫:自室の玄関と窓は毎回施錠します。
  • カメラを付けたから点検不要:電源、通信、保存、通知、レンズを確認します。
  • 旅行写真は限定公開なら問題ない:公開範囲にかかわらず、不在期間は必要以上に知らせません。
  • 照明をつけっぱなしにすれば安心:照明だけに頼らず、施錠・配達停止・情報管理を優先します。
  • 通知が来たらすぐ自分で見に行く:侵入の可能性があるときは安全を優先し、警察や管理会社へ相談します。

帰宅時は家へ入る前に外から確認する

ドアや窓に異常があれば家へ入らない

玄関が開いている、鍵や窓が壊れている、室内に人の気配があるなど、侵入の可能性を感じたときは家へ入らないでください。離れた安全な場所へ移動し、緊急の場合は110番へ通報します。侵入者を追いかけたり、家族だけで確認したりしないことが大切です。

被害の可能性がある場所を片づけない

室内が荒らされている、物がなくなっているなどの異常に気づいたら、必要以上に触ったり片づけたりせず、警察の指示に従います。カード、通帳、スマートフォン、身分証などの被害が確認された場合は、警察への連絡に加え、関係する金融機関や事業者へ利用停止などを相談します。

問題がなければ通常の状態へ戻す

  • 郵便物、新聞、宅配物を回収する
  • 配達停止や定期便を予定どおり再開する
  • タイマー照明や通知設定を通常へ戻す
  • カメラやセンサーの履歴と電池を確認する
  • 近隣や協力してくれた人へ帰宅を伝え、お礼をする

旅行・帰省前の留守宅防犯チェックリスト30項目

すべてを一度に完璧にする必要はありません。手続きが必要な項目から始め、最後に戸締まりを確認してください。

1週間前まで

前日まで

出発直前

留守中・帰宅時

よくある質問

何日以上なら「長期不在」の対策が必要ですか?

防犯上の長期不在に、全国共通の一律日数があるわけではありません。推測ですが、郵便物や新聞がたまる、夜の様子が普段と変わる、荷物を受け取れないなど、外から見える変化が出るなら、日数にかかわらず対策を始めるのが現実的です。1泊でも戸締まりとSNSの確認は行い、数日以上なら配達予定や設備まで確認しましょう。

郵便物だけを止め、同居家族分は配達してもらえますか?

日本郵便の案内では、不在届の期間中は自宅宛ての郵便物等をすべて保管し、同居家族の一部や郵便物の種類だけに限定することはできません。在宅する家族がいる場合や、一部だけ止めたい場合は、不在届が状況に合うかを郵便局へ確認してください。

カーテンや雨戸は閉めた方がよいですか?

住宅ごとに普段の状態と防犯性能が異なるため、一律の正解はありません。外から室内や貴重品を見せないこと、窓を閉めて施錠すること、雨戸・シャッターに錠がある場合は正しく使うことを優先します。「在宅に見せるため」という理由で窓を開けたままにしないでください。

オートロックのマンションなら玄関だけで十分ですか?

十分とはいえません。オートロックは共用入口の対策で、自室の玄関や窓の施錠を代わりに行うものではありません。低層階、外階段や共用廊下に近い住戸だけでなく、高層階でも玄関と窓を施錠し、集合ポストに物をためないようにします。

防犯カメラの通知が来たら、すぐ帰宅すべきですか?

侵入の可能性がある状態で一人で帰宅すると、相手と鉢合わせる危険があります。映像、時刻、場所を安全な場所から確認し、緊急性があれば110番、緊急ではない相談は#9110、共用部の異常は管理会社へ連絡してください。通知だけで特定の人を犯人と決めつけないことも大切です。

参考情報・相談先

110番と#9110の使い分け

  • 110番:侵入者がいる可能性がある、窓やドアが壊されているなど、事件・事故の緊急通報
  • #9110:不審な訪問や状況が続くなど、緊急ではない生活安全上の相談

まとめ|最初にするのは配達予定と戸締まりの確認

旅行・帰省で家を空ける前は、特別な機器を増やすことより、留守のサインを残さず、すべての侵入口を閉じることを優先します。

  1. 郵便、新聞、宅配物がたまらないよう手配する
  2. 玄関、勝手口、小窓、ベランダ側まで施錠する
  3. 屋外に合鍵を置かず、旅行予定を広く知らせない
  4. カメラ、ライト、警報器を出発前にテストする
  5. 帰宅時に異常があれば家へ入らず、安全な場所から110番する

出発まで時間がない場合は、まず郵便物と宅配予定を確認し、家族で戸締まりの担当を一人決めてください。そのうえで、自宅の弱点をもう一度見直したいときは、音・光・時間・人の目で確認する住宅防犯チェックへ進むと、次に改善する場所を整理できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました